図面に必ず記載すべき項目は?
データム方式、組立が依存する寸法とその公差、材料と調質、肉厚の測定位置、表面粗さと表面処理、そして合否判定方法です。それ以外は一般公差で対応できます。これが、機能に効く箇所に金型の製作工数を集中させるポイントです。
図面チェックリスト
| 項目 | プレス現場で重要な理由 |
|---|---|
| データム方式 | 何を基準に何を測定するかが決まり、ひいては金型をどの形状を基準に製作するかが決まる |
| 重要寸法 | 組立に影響する2~3か所。ここに厳しい公差と測定工数をかける |
| 一般公差 | 指示のないすべての箇所をカバーし、部品全体に厳しい公差を付けるのを避けられる |
| 材料と調質 | 絞り性、スプリングバック、金型の選定は、形状だけでなく材料のグレードと調質で決まる |
| 肉厚 | 基準値と、どこで測定するかを記載する。絞り加工では成形に伴って側壁が薄くなる |
| 同心度/同軸度 | 2つの径が同一軸上にある必要がある場合は明記する。金型と検査方法に直結する |
| 表面粗さと表面処理 | 最終工程が成形か機械加工か、また外部の処理業者が関与するかが決まる |
| 合否判定方法 | 図面寸法、ゲージ、CMM測定レポート、機能検査のいずれか。初品の前に合意しておく |
0.001mmの公差指示が現実的な箇所
選定された主要な機械加工部 - シール面、軸受座、研削径 - に限り、かつ図面で確認できる場合のみです。絞り壁は成形面であり、その公差は工法の性質上、桁が異なります。機械加工面と同様に指定すると、部品が不必要に高額になります。
図面が不完全な場合、DFMレビューでは不足寸法を推測せず、どの寸法が不足しているかを指摘します。お手元にある図面と用途の説明をお送りください。