ハウジングが深絞り可能となる条件は何か?
段ごとの絞り比は鋼種が許容する範囲内に収め、底Rは材料が流れるのに十分な大きさを確保し、側壁はブランク板厚に近い状態を保つか、しごき加工で意図的に薄くするかのいずれかでなければならない。残りはこの3点から導かれる。
案件を左右する4つの数値
- 絞り比 段ごと・鋼種別。304が基準、310Sが最も厳しい。
- ブランク寸法材料コストとコイル幅を決める。
- 絞り力プレス能力を決める。Balfordでは25 tから350 tのプレスを稼働しており、Ø250 mmまでの深絞りに対応する。
- ダイクリアランス板厚減少と絞り側壁の表面を管理する。
守る価値のある経験則
- 底Rは小さく取らず、大きめに取る。割れリスクを最も安価に解消する方法である。
- 段差やフランジは、側壁がそれらを支える板厚をまだ確保できる位置に設ける。
- 側壁を薄くする必要がある場合は、薄いブランクから絞るのではなく、しごき加工として明記する。
- 厳しい公差の形状は数を少なくし、成形後に機械加工できる位置に配置する。
鋼種、板厚、公差は顧客図面に基づいて確認する。バッチ熱処理、低速ワイヤ放電加工、不動態化処理、電解研磨、めっき、リン酸塩処理、コーティングは、認定された外部加工先に発注し、検査計画書に開示する。品質システムはISO 9001:2015で、IATF 16949の要求事項に整合した管理を行っている。