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Engineering AnswersEmail: ja@balford.net

ファインブランキングとは?精密打抜きの工程と選定基準

公開日:
fine blanking process

ファインブランキングは、切断面が機能や組立精度に関わる薄板部品で検討される精密プレス加工です。Balfordでは、ファインブランキングと変薄絞りを、プレス、金型、機械加工、検査をつなぐ主要な量産工法として位置づけています。

ファインブランキングとは何ですか?

ファインブランキング(FB、精密打抜き、ファインせん断)とは、材料を金型で強く拘束しながら小さなクリアランスで打ち抜き、切断面の形状精度を安定させる精密プレス加工です。通常の打抜きで課題になりやすいだれ、破断面、バリ、平面度を、材料、板厚、穴径、穴位置、せん断面の要求に応じて管理します。シム、ワッシャー、ブラケット、電磁弁部品など、切断面が機能に関わる薄板部品が主な対象です。採用可否は材質、板厚、形状、要求公差、年間数量、金型条件で決まるため、Balfordでは図面を基にDFMレビューを行い、試作と初品検査で確認します。設備は25–350 tのプレスを含み、新規プログラムではPPAP Level 3文書を標準対応します。

ファインブランキングと従来の打抜きは何が違いますか?

従来の打抜きは、短い工程で多くの平板部品を生産するのに適しています。一方、ファインブランキングは材料の保持、金型のクリアランス、工具剛性を厳密に管理し、切断面の平滑性、だれ、バリ、平面度を部品機能に合わせて作り込みます。後工程の面取りや切削を減らせる場合がある一方、金型、設備、材料条件の影響が大きくなります。

どちらが優れているかではなく、切断面に求められる機能で選びます。切断面がシール面、摺動面、嵌合面、電気接触面に関わる場合はファインブランキングを検討し、外観や寸法要求が一般的な平板部品では通常の打抜きの方が経済的なことがあります。

確認項目通常の打抜きファインブランキング
主な目的平板部品の効率的な生産切断面を含む機能品質の作り込み
切断面用途に応じて二次加工を検討材料保持と金型条件で管理
向く部品ブラケット、カバー、一般平板部品シム、ワッシャー、機能面を持つ薄板部品

ファインブランキングに向く部品は何ですか?

切断面の平坦性、直角性、バリ、面圧、嵌合が重要な部品から検討します。代表例は次のとおりです。

  • シム、ワッシャー、リテーナーなど、厚さと平面度が機能に関わる平板部品
  • 電磁弁、センサー、モーター周辺のブラケット、フレーム、ハウジング部品
  • 複数の穴、切欠き、外形を一回の工程で位置関係を保ちたい部品
  • 切断後の面取りや旋削を減らし、ニアネットシェイプ化を検討する部品
  • IGBTパワーモジュール向け銅ベースプレートなど、平坦性と切断面が重要な部品

材質、板厚、形状、要求公差、年間数量が変わるため、類似部品の実績だけで適用を決めることはできません。図面の機能面と検査方法を確認してから工法を確定します。

ファインブランキングの見積もりで確認すべき図面項目は何ですか?

見積もりでは、単価だけでなく、金型条件と検査条件が成立するかを確認します。次の情報があるとDFMレビューを進めやすくなります。

  1. 材質、材料規格、調質、板厚と板厚公差
  2. 外形、穴径、穴位置、切り欠き、曲げなど、機能に関わる寸法
  3. 切断面の平滑性、だれ、破断面、バリ、平面度、直角性の要求
  4. 表面処理、熱処理、洗浄、梱包と外観基準
  5. 年間数量、ロットサイズ、試作数量、量産立ち上げ時期
  6. 検査方法、初品検査、PPAP、材料証明などの提出要件

Balfordのファインブランキング加工

Balfordは、ファインブランキングと変薄絞りを重点工法として、金型設計・製作、プレス、CNC機械加工、検査を連携させています。浙江省諸曁市の12,000 m²の工場で、25–350 tのプレス設備を含む500台以上の設備を運用し、ISO 9001:2015の認証下で品質管理を行っています。

新規プログラムでは、図面レビュー後にDFMフィードバックを返し、必要に応じて試作、初品検査、PPAP Level 3文書を準備します。量産熱処理、めっき、リン酸塩処理、塗装などは認定パートナーへ外注し、工程範囲を明示します。すべての工程を社内で行うという表現はせず、部品ごとに責任範囲を確認します。

精密金属プレス加工の能力、深絞りプレス加工、見積り相談もご確認ください。

よくあるご質問

ファインブランキングは普通のプレス加工と何が違いますか?

材料の保持方法と金型条件を厳密に管理し、切断面の平滑性、だれ、バリ、平面度を部品機能に合わせて作り込む点が異なります。

どの板厚まで対応できますか?

板厚範囲は材質、形状、穴や切欠き、要求される切断面と設備条件で変わります。25–350 tのプレス設備を保有していますが、対応可否は図面ごとに確認します。

少量試作から量産まで相談できますか?

試作、初品検査、量産立ち上げを図面と数量に合わせて計画します。金型費と部品単価のバランスは、年間数量と変更見込みを確認して評価します。

見積もり時に送る図面は何ですか?

寸法と公差が入った2D図面を基本とし、可能であればSTEPやIGESの3Dモデル、材質、板厚、数量、表面処理、検査要件も合わせてご送付ください。

図面を送ってDFMレビューを依頼する